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陳情書
2015年2月9日
中野区議会議長殿
中野区議会議員の費用弁償の廃止について
陳情者 中野区沼袋3-14-2 ハウスカナール101
杉原浩司
(主旨)
時代遅れの無駄づかいである「費用弁償」をただちに廃止してください。
(理由)
中野区議会は、議員が議会に出席するための交通費として支出される「費用弁償」を1日3,000円定額支給しています。2013年度決算では総額7,296,000円、議員一人当たり平均で年約173,000円が支給されています。
しかし、費用弁償はそもそも議員がかつて無償の名誉職だった時代に作られた古い制度です。緑の党グリーンズジャパンが2014年10月から12月にかけて行った「市民に開かれた自治体議会をめざす調査」(回答率87.1%、1557議会)の結果によれば、費用弁償がない議会は54.4%、ある議会は45.6%、ある場合も実費支給が21.2%であり、定額支給は24.4%に過ぎないことがわかりました。お手盛りの定額支給を続けているのは4分の1の自治体に過ぎません。
歩いて5分でも3,000円。こうした明らかに理不尽な議員特権を温存することは、区民の納得を得られないだけではなく、議会と議員への信頼をますます喪失させることにつながります。中野区の議員報酬は約985万円と高額に達しており、実費支給の必要性も特段ありません。ただちに古い制度の名残りである費用弁償を廃止するよう強く求めます。
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